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アパレル大手3社、中国・ベトナム生産を強化


ニュース その他製造 作成日:2010年11月17日_記事番号:T00026597

アパレル大手3社、中国・ベトナム生産を強化

 
 アパレル大手3社が市場の先行きを好感し、海外生産を強化している。儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)、聚陽実業(マカロット・インダストリアル)はベトナムの生産能力を増強、台南企業(台南エンタープライジズ)は中国河南省で工場を増設する。17日付経済日報が報じた。

 儒鴻は半年先まで受注見通しが立っており、来年は欧米の顧客が2〜3社が増える見通しだ。このためベトナムで高林実業(コリンズ)傘下の工場を240万米ドルで買収し、年産能力300万〜350万着の増強を図るほか、400万米ドルを投じて年産能力350万着以上の新工場を建設中(来年4月稼働予定)だ。これら増強によりベトナムは、同社の生産能力の5割以上を占める主要生産拠点となる。

 聚陽もベトナムに609万米ドルを投じ2工場を設置する予定だ。第1期は来年第1四半期稼働予定で、年産能力8万〜10万ダースが見込まれる。インドネシアにも247万米ドルを投じて2工場を建て、来年の生産能力は18万〜20万ダース拡大する見通しだ。

 台南企業は、河南工場に500万米ドルを投じ、第1期拡充で来年第1四半期に月産能力を16万8,000着増やし、第2期は12年に稼働予定だ。新ラインでは初期、輸出を主とし、その後、急成長が見込まれる中国国内市場向けに現地ブランドの受託生産を狙う。