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台湾PCB各社、中国工場の華中・西部移転を計画


ニュース 電子 作成日:2010年11月17日_記事番号:T00026605

台湾PCB各社、中国工場の華中・西部移転を計画

 
 ヒューレット・パッカード(HP)、宏碁(エイサー)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)などのパソコンブランドおよび受託メーカーが中国西部の四川省成都市および重慶市への進出を相次いで表明する中、中国華南・華東地区の沿海部に工場を集中させている台湾のプリント基板(PCB)関連メーカーも、成都市、重慶市や華中地区の湖北、湖南省への工場移転を検討している。17日付電子時報が報じた。

 工場の移転検討には、中国沿海地区での人件費上昇、ストライキ頻発、環境保護意識の高まりなども要因となっている。精成科技(グローバル・ブランズ・マニュファクチャー)の朱有義総経理は、「銅箔基板、ドライフィルムなど材料メーカーとともに条件の良い移転先を模索しており、12月末には計画をある程度固める」と語った。

 また、欣興電子(ユニミクロン・テクノロジー)は、出資先の全創科技が2008年に湖南省長沙市に工場を設置しているほか、健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)は8月に、銅箔基板の聯茂電子(アイテック)が10月に、湖北省仙桃市と投資合意書を交わすなど、華中地区もPCB業界の注目を集めている。労働力が豊富で、水力・電力費用も安く、交通の要所であることが理由だ。