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SASのサファイア基板事業、米GTソーラーから設備導入か


ニュース 電子 作成日:2010年11月17日_記事番号:T00026613

SASのサファイア基板事業、米GTソーラーから設備導入か

 
 17日付工商時報によると、発光ダイオード(LED)向けサファイア基板事業に注力するシリコンウエハー大手、中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)は、太陽電池向け多結晶シリコン(ポリシリコン)生産設備大手の米GTソーラーが来年4月から販売する、熱交換法によるサファイアインゴット引き上げ炉の導入を計画しているようだ。

 SASのサファイア基板事業は現在、売上比率が1~2%にとどまっているが、同社は半導体用および太陽電池用のシリコンウエハーと並ぶ主要3事業の一つとして重視している。ただ同社は既存のキロポーラス法やチョクラルスキー法(CZ法)などの技術では、設備が大きくなり、消費電力が高い割に生産量が少ないとして、GTソーラーによる熱交換法を利用した設備の開発完了を待っていたという。

 同社は業績説明会で、サファイア基板の月産能力は現在6万枚、来年中旬に12万枚、来年末に18万枚に達するとしているが、増強計画はGTソーラーの熱交換法設備導入で実現するとみられる。