ニュース 商業・サービス 作成日:2010年11月17日_記事番号:T00026615
交通部観光局が初めて導入したホテル評価制度で16日、台北寒舎喜来登大飯店(シェラトン・タイペイ・ホテル)や台北遠東国際大飯店(ファーイースタン・プラザ・ホテル・タイペイ)など8軒が5つ星評価を受けた。公的評価の導入は、利用者にホテル選びの参考指標を提供するととともに、業界全体のサービスの質を底上げする狙いがある。17日付聯合報などが報じた。
ホテル評価制度は「5つ星」「6つ星」を自称する各地のホテルに対し、利用者から「質が追い付いていない」などの苦情が頻発したことから設けることを決めたもので、1回目の今回は全土各地のホテル40軒が評価を受け、24軒に「5つ星」から「1つ星」までの評価が与えられた。
5つ星評価を受けたのはこのほか、▽台北亜都麗緻大飯店(ランディス・タイペイ)▽台北長栄桂冠大飯店(エバーグリーン・ローレル・ホテル・タイペイ)▽台中長栄桂冠大飯店(エバーグリーン・ローレル・ホテル・タイチュン)▽台南台糖長栄酒店(エバーグリーン・プラザ・ホテル・タイナン)▽高雄国賓大飯店(アンバサダーホテル・カオション)▽墾丁凱撒大飯店(シーザーパーク・ホテル・ケンティン)──の6軒。4つ星評価は、台北美麗信花園酒店(ミラマー・ガーデン・タイペイ)の1軒のみで、プールなどの施設がないこと、および価格的要素により5つ星に届かなかった。
82軒が申請
今回星評価を得られていない有名ホテルのうち、▽台北晶華酒店(グランド・フォルモサ・リージェント・タイペイ)▽六福皇宮(ザ・ウェスティン・タイペイ)▽円山大飯店(グランドホテル)▽台北老爺大酒店(ホテル・ロイヤル・タイペイ)──などは現在評価が行われているところだ。涵碧楼(ザ・ラルーホテル)、雲品飯店(フローデシンホテル)などはまだ参加していない。
台湾全土に一般ホテルは2,600軒、観光ホテルは101軒あり、今回評価を受けたところを合わせて既に82軒が評価を申請している。
有効期間は3年
ホテル評価は米自動車協会(AAA)のランク評価制度を参考に、台湾各地の大学の評価を行っている台湾評鑑協会(TWAEA)に委託して行われた。
第一段階ではホテルのハード面をチェックし、点数に応じて「1つ星」から「3つ星」を与える。「3つ星」を得たホテルに対してのみ、第2段階のサービスの質のチェックを行い、元ホテル従業員などが客を装って、▽部屋からフロントに電話して呼び出し音3回以内で取るかどうか▽チェックイン手続きは5分以内にできるか──など13項目で評価した。
観光局によると評価の有効期間は3年で、期限が切れれば改めて評価を受けなければならない。また、評価に見合ったサービスが行われていないという苦情が利用者から寄せられた場合、降格されることもある。
同局はまた、評価を受けていないのに「5つ星クラス」などと宣伝を行うホテルに対し、利用者は行政院公平交易委員会(公平会)に知らせるよう呼び掛けている。こうした業者は「虚偽広告」の度合いに応じて5万〜2,500万台湾元(約13万7,000〜6,860万円)の罰金が科されるという。
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