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ジェムテック、LTE設備で仏シークアンスと提携


ニュース 電子 作成日:2010年11月18日_記事番号:T00026634

ジェムテック、LTE設備で仏シークアンスと提携

 
 通信機器大手の正文科技(ジェムテック・テクノロジー)はこのほど、仏通信用チップ大手のシークアンス・コミュニケーションズと次世代移動通信規格LTE(ロング・ターム・エボリューション)関連設備の発売に向け提携した。18日付工商時報が伝えた。

 ジェムテックの楊正任執行董事は、提携の事実を認めた上で、シークアンスのチップセットを採用し、USBネットワークカードや加入者宅内機器(CPE)の開発を進めており、来年第1四半期以降の通信キャリアによる試験運用に備える。

 ジェムテックは「研究開発(R&D)は現在も進行中で、来年中には正式発売できる見通しだ」と説明した。ただ、当面はテスト生産で、量産は2012年以降となる可能性が高いという。

 ジェムテックは現在、高速無線通信規格WiMAX(ワイマックス)用チップセットの開発で先行している。同社はWiMAXとLTEの市場見通しについて、「WiMAXはオープンプラットフォームを備え、伝送距離が長いなどの強みがあるのに対し、LTEは基地局の建設コストが安いなど、一長一短がある。応用先が異なるため、それぞれに発展余地があるのではないか」との認識を示した。

 同社はWiMAX用チップセットを今年上半期に100万組出荷。下半期には200万組の出荷を見込む。また、WiMAX用CPEの出荷台数も通年で120万台に達する見通しだ。