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奇美電、スマートフォン向けパネル増産か


ニュース 電子 作成日:2010年11月18日_記事番号:T00026636

奇美電、スマートフォン向けパネル増産か

 
 18日付経済日報によると、液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、スマートフォン市場の急成長を受け、低温ポリシリコン(LTPS)パネルおよびアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)方式パネルの生産能力増強に対する投資を拡大するとみられる。これに対し奇美電広報部は「来年度の設備投資が確定していないため、回答できない」とコメントした。

 また奇美電は今後、タッチパネル、LTPSパネル、AMOLEDパネルなど爆発的な成長が期待できる中小型パネル事業を、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の「第10事業群」として独立させ、許庭禎・奇美電副総経理が率いるとの市場観測が出ている。

 事実、郭台銘・鴻海董事長は11月に入り、新竹科学工業園区(竹科)竹南園区(苗栗県竹南鎮)にある奇美電の中小型パネル工場を頻繁に視察しており、ハイエンド中小型パネルやタッチパネルなどスマートフォン市場を重視していることがうかがえるという。

 なお許副総経理は、「鴻海が中小型パネル事業を独立させる」という観測について、「うわさが多すぎる」と答えている。