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中裕新薬の抗エイズ新薬、第3期臨床試験短縮に認可


ニュース 医薬 作成日:2010年11月19日_記事番号:T00026660

中裕新薬の抗エイズ新薬、第3期臨床試験短縮に認可

 
 中裕新薬は18日、米ジェネンテック社から技術移転を受けた抗エイズ新薬「TMB−355」に関し、米食品医薬品局(FDA)から現在進行中の第2期臨床試験完了後、第3期臨床試験は、通常必要とされる最低600人の半分に当たる300人の患者に実施すれば、新薬登録の申請を可能とするとの通知を受けたと発表した。これにより臨床試験期間が短縮され、2年以内には発売できる見通しだ。19日付工商時報などが伝えた。

 中裕新薬は、「TMB−355の薬効については既にFDAの認可を受けているため、第3期臨床試験の規模が縮小された」と説明した。同社にとっては臨床試験のコストが大幅に低下することになる。第2期臨床試験が完了した抗エイズ新薬の市場価値は4億2,000万米ドルに上るとされ、今後ロシュ、ファイザーなど世界的大手製薬会社が特許ライセンス供与先となる見通しだ。

 TMB−355は静脈注射や皮下注射で投与されるため、経口服用と比べ副作用が小さいという。