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WiMAXの普及率、わずか0.08%


ニュース 電子 作成日:2010年11月19日_記事番号:T00026666

WiMAXの普及率、わずか0.08%

 
 携帯電話ユーザー2,755万件(9月末時点)のうち、高速無線通信規格WiMAX(ワイマックス)のユーザーは2万2,935件、わずか0.08%にとどまっていることが、国家通訊伝播委員会(NCC)の最新統計で明らかになった。第3世代(3G)の1,807万件(65.59%)、2Gの850万件(30.85%)、PHSの95万7,000件(3.47%)と比べ、極めて少数だ。19日付工商時報が伝えた。

 あるWiMAX事業者は、「3大キャリアが整備されたネットワークとサービスでユーザーを囲い込んでおり、新キャリアがこれを開拓することは難しい」と苦しい状況を吐露した。

 また、北部と中部、南部の地区ごとで6社に事業免許が割り当てられたことも、普及に一定の障害となったようだ。8月からようやく全球一動(グローバル・モバイル)、威達雲端電訊(ビー・タイム)、大同電信(TATUNGインフォコム)の3社がローミング提携で北部から南部、離島までをカバーするサービスを開始した。ただ、カバー率は2Gや3Gには及ばないため、普及ペースは思わしくないようだ。

 WiMAXが生き残るためには、次世代移動通信規格LTE(ロング・ターム・エボリューション)との互換性の確保や、中国の無線都市計画との提携などが必要になってくると業者は指摘した。