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UMCの和艦合併、計画の一時中止を決定


ニュース 電子 作成日:2010年11月19日_記事番号:T00026669

UMCの和艦合併、計画の一時中止を決定

 
 ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は18日、2009年に締結した、中国・江蘇省蘇州市の同業、和艦科技との合併に向けた契約を終了すると発表した。ただ、劉啓東UMC財務長は、「和艦の合併は当社の世界戦略の第一歩であり、今後改めて合併計画を始動させ、早ければ来年3〜4月に具体案を確定、同年6月の董事会で決定したい」と強調した。19日付経済日報が報じた。

 和艦合併計画の中止は、台湾証券交易所(証券取引所)の営業細則が変更されたことで和艦の業績が合併可能な基準を満たさなくなったため。

 劉財務長によると、UMCは和艦株主と新たな計画について話し合いを続けており、これまで▽100%現金による合併▽合併から買収への変更▽転換社債発行──の3つの案が挙がったという。

 現金による合併は、新規定を満たさない上、和艦株主も難色を示している。一方、買収について劉財務長は、「合併とは異なるため新規定の制限を受けない」と解釈しており、同案を進める可能性を示唆した。