ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台プラ寧波プラント、過去最高の業績達成へ【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月22日_記事番号:T00026691

台プラ寧波プラント、過去最高の業績達成へ【図】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の寧波石化園区(中国浙江省)で、今年1~10月の売上高が7プラント合計で177億人民元(約2,222億円)に達し、早くも昨年の通年実績を上回った。今年通年の売上高は200億元、最終利益は20億元で、いずれも過去最高を記録する見通しだ。来年は25億元の利益を見込む。22日付蘋果日報が伝えた。
  
 こうした中、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は同園区に3億米ドルを投資し、年産5万トン規模のイソブチレン・イソプレン・ゴム(IIR)のプラントを建設する計画だ。

 台塑石化による対中投資は初めてで、年内にも申請書類を提出する。完成後は100億元以上の売り上げを見込む。

 寧波プラントの今後をめぐっては、ナフサ分解プラント建設をはじめとする大規模な投資計画(大エチレン計画)が中国の第12次5カ年計画(2011~16年)に盛り込まれるかが注目されているが、台塑集団関係者は「温室効果ガスの排出枠を考えると、寧波地区の老朽タイル工場の操業を停止させ、その分を台塑集団に割り当てる必要があるため、難度が高いとみている」とし、否定的な見方を示した。