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タッチパネルのTPK、生産能力増強へ【表】


ニュース 電子 作成日:2010年11月22日_記事番号:T00026700

タッチパネルのTPK、生産能力増強へ【表】

  
 中国福建省を拠点とし、米アップルのiPhoneに静電容量方式タッチパネルを供給する台湾系、宸鴻光電科技(TPKタッチ・ソリューションズ)は19日、2億1,900万米ドルを投じ生産能力を増強すると発表した。同社は既にアップルと来年向けの契約を締結したとされ、今回発表した生産能力拡充計画はこれに対応するものとみられている。20日付経済日報が伝えた。
 
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 同社は今年9月までの設備投資額が68億台湾元(約187億円)、通年では80億~90億元となる見通しで、3.5インチのガラス式タッチパネルは月産700万枚から、43%増の1,000万枚まで拡充する計画だ。この拡充分がアップル向けとみられている。

 経済日報によるとTPKは主要顧客について、「今年1~9月までA社(アップルを指すとみられる)の占める比率が70%」と、前年同期の46%から大幅に拡大していることを明らかにしており、アップルとの関係はより深まっているもようだ。

 なお、TPKにタッチパネル用センサーを供給する、友達光電(AUO)傘下の達虹科技(CANDO)は、2億株を発行する現金増資計画を19日の董事会で決議した。調達が見込まれる36億元の資金で工場棟と設備を購入し、アップルからの来年受注が決まったTPKに合わせ、生産拡充を行う方針とみられる。