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TSMCの来年Q1売上目標、「達成は困難」=バークレイズ


ニュース 電子 作成日:2010年11月22日_記事番号:T00026702

TSMCの来年Q1売上目標、「達成は困難」=バークレイズ

 
 バークレイズ・キャピタル証券の陸行之アジア・太平洋地区主席半導体アナリストは、台湾積体電路製造(TSMC)が掲げる来年第1四半期の売上高目標1,100億台湾元(約3,031億円)について、「達成は困難」との見方を示した。22日付経済日報が報じた。

 TSMCの来年第1四半期の売上目標は、今年第4四半期と横ばいの水準だが、陸アナリストは、前期比15〜16%下落の927億元にとどまると指摘。フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)製品やHDD(ハードディスク・ドライブ)用IC、新興市場向け携帯電話用のICなど、IC設計各社からの受注が減少しているためと分析している。

 一方、ドイツ証券の周立中・半導体アナリストは、ロジックIC設計メーカーとIDM(垂直統合型の半導体メーカー)の今年第4四半期と来年第1四半期の在庫日数が、過去最高水準よりそれぞれ7日、2日高くなっていることから、来年上半期の需要は緩やかになると指摘。TSMCの来年第1四半期の売上高は前期比6%減となると予測している。