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直轄市長選、北京から「格安投票チャーター便」


ニュース 社会 作成日:2010年11月23日_記事番号:T00026706

直轄市長選、北京から「格安投票チャーター便」

 
 5直轄市長選を4日後に控え、中国で働く台湾人ビジネスマンや、台湾人学生の間でも投票熱が高まっているようだ。23日付聯合報によると、25日、北京から台湾までの初の投票のためのチャーター便の運航が行われる。料金は500人民元(約6,300円)で、台湾高速鉄路(高鉄)の台北〜高雄の往復料金よりも安い。

 これは北京の台湾企業が募金を募り、スポンサーになったためで、低価格が話題となって既に200人以上の予約があり、現在航空会社が機体選定を行っている。定期便も、投票日直前の25日、26日は、北京から台湾に向かう便はほぼ満席になっている。

 上海でも、中華航空(チャイナエアライン)、長栄航空(エバー航空)、中国国際航空(エアチャイナ)が、26日上海発台湾着、28日台湾発上海着で増便を行う。価格は通常3,000〜4,000人民元のところわずか2,000人民元と格安だ。同地では、台商協会の各分会が台湾人ビジネスマンに帰台しての投票を呼び掛けたり、一部の企業は幹部の帰台に補助金を支給しているが、ただ市長選挙とあって動員力は2008年の総統選挙には及ばないようだ。

 広東省では、広州台商協会によると約2,000人が投票のために台湾に一時帰省する。同地域には広州、深圳、マカオ、香港と空港が4カ所あるため、北京のようにほぼ満席という状況にはなっていないという。