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宝くじ賞金7億元横取り、代理購入の夫婦に実刑


ニュース 社会 作成日:2010年11月23日_記事番号:T00026707

宝くじ賞金7億元横取り、代理購入の夫婦に実刑

 
 自分で好きな番号を指定して購入する宝くじ「公益彩券」をめぐり、知人から代理購入を依頼された夫婦が7億3,999万台湾元(約20億円)に上る当せん賞金(税引き後)を着服したとして起訴された刑事裁判で、高雄地方法院は22日、背任罪で夫婦にいずれも懲役2年の実刑判決を言い渡した。23日付蘋果日報が伝えた。

 判決によると、被告の夫婦は海外在住の台湾企業関係者から携帯電話のショート・メッセージ・サービス(SMS)で昨年7月にくじの代理購入を依頼された。抽せんの結果、代理購入したくじが1等に当せんしたが、夫婦は賞金の引き渡しに応じなかった。

 高雄地方法院は、代理購入を依頼したSMSの内容や賞金の払い戻しに関して話し合った通話録音などから、夫婦が賞金を着服したと認定した。

 一方被告夫婦は「代理購入は依頼されておらず、当せんくじは自分のために買ったもの」と主張、控訴する方針を示している。

 賞金は現在、銀行口座で凍結されており、民事訴訟で帰属が争われることになるが、刑事裁判で有罪判決が出たことで、原告有利の判決が下される可能性が高まった。