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ATMでの現金振り込み、3万元に制限へ


ニュース 金融 作成日:2010年11月23日_記事番号:T00026710

ATMでの現金振り込み、3万元に制限へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)はこのほど、現金自動預け払い機(ATM)で他人の銀行口座に現金で振り込みを行う際の金額を1日当たり3万台湾元(約8万2,300円)までに制限する方針を固めた。振り込め詐欺などの防止が目的で、来年の春節(旧正月)前にも実施する。23日付蘋果日報が伝えた。

 金管会は今年2月、ATMでキャッシュカードを使って預金口座から他人の銀行口座に振り込みを行う際の金額を3万元までに制限する措置を講じたが、現金による振り込みに関しては制限が設けられていなかった。

 銀行業界関係者は「詐欺グループが市民をATMに向かわせ、多額を偽名口座に振り込ませるケースが報告されている」と説明した。

 ただ、金管会は利便性などの面で銀行側から異論が示された場合には、上限金額を引き上げることも検討する。

 現在、現金によるATMでの振り込みサービスは、主要市中銀行10行で提供されており、1回当たりの上限額は40万元に設定されているが1日当たりの上限額は設定されていない。