ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

南山人寿の売却先、12月初旬に決定


ニュース 金融 作成日:2010年11月23日_記事番号:T00026711

南山人寿の売却先、12月初旬に決定

 
 米保険大手AIGによる台湾の生命保険子会社、南山人寿保険売却入札の再募集に向け、応札希望の4社が22日にデューデリジェンス(DD、資産査定)を開始した。29日までに買収条件などを記した売買契約書を提出後、12月3日に提示する最終的な応札価格によって落札者が決まる運びだ。23日付工商時報が報じた。

 消息筋によると、前回21億〜23億米ドルだった応札価格は今回17億〜19億米ドルになる見通しだが、20億米ドル以上の提示もあり得るとみられる。南山人寿は前回資産査定があった2009年6月と今回の10年8月を比べると、資産が2,200億台湾元(約6,030億円)、純資産も653億元増えた。累積損失は206億元に上るものの、昨年12月末の損失が126億元だったのに対し、今年9月末には81億元まで縮小している。ある応札希望者は「南山の状況は昨年予想していた最悪の事態にはならず、今年は昨年の資産査定時よりも良くなった」と語った。

 応札を検討しているのは、中国信託金融控股、国泰金融控股、富邦金融控股、潤泰集団の尹衍リョウ総裁(リョウは木へんに梁)を中心とするグループとされる。