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台塑のEVAペレット、来年から本格出荷【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年11月23日_記事番号:T00026715

台塑のEVAペレット、来年から本格出荷【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)は、試験販売を続けてきた太陽電池用エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(エチレン・ビニル・アセテート、EVA)ペレットが、中国の太陽電池用EVA封止膜メーカーからの受注を獲得、生産能力を6,000トンまで拡充し、来年から本格出荷を開始する。23日付蘋果日報が伝えた。
 
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 中国では「第12次五カ年計画(十二五)」(2011~15年)においてグリーンエネルギーが重要産業の一つと位置付けられており、政府の補助を受けて太陽電池用EVA封止膜メーカーが続々と設立されている。EVAペレットの需要は毎年2〜3割成長する見通しだ。

 台塑は中国市場での需要増をにらみ、EVAラインを太陽電池用EVAペレット生産に切り替えて、12年には年産能力1万トンへの拡大を目指す。

 なお、既にEVAペレットの量産を開始している台湾聚合化学品(USI)は、月産能力1,000〜2,000トンで、来年は2,200トンに達するとみられる。ただし同社は生産能力増強について「市場の動きをみて判断する」と、慎重な姿勢を見せている。