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富士康の成都工場、iPad出荷開始か


ニュース 電子 作成日:2010年11月23日_記事番号:T00026726

富士康の成都工場、iPad出荷開始か

 
 23日付電子時報が部品業者の話を基に報じたところによると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FHI)は、アップルのタブレット型パソコン「iPad」生産拠点とみられる中国四川省の成都新工場で、欧米市場の年末商機向けに11月中旬から出荷を開始したもようだ。ただ日産台数は1万台に達しておらず、依然テスト段階にあるという。これについて鴻海は「特定の顧客や製品に関しては一切コメントしない」との立場を示した。

 サプライヤーによると、富士康は現在、iPadの主要生産拠点を月産能力250万台の広東省深圳市・龍華工場としているが、成都工場では生産ライン50本以上を設置し、年産能力を最大4,000万台とする計画とされ、来年第1四半期にも主要拠点の一つとなる見通しだ。

 iPadの販売台数は、第4四半期に700万台以上が、さらに来年は第1四半期末には第2世代iPadが発売されるとの観測が業界で出ていることから1,500万台が見込まれる。第2世代機種には、奇美電子(チーメイ・イノルックス)がIPS(横電界)方式液晶パネル、鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)がフレーム、正イ精密工業(フォックスリンク、イは山の下に威)がコネクターを供給するとみられる。