ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

崇越科技が食品分野進出、日本の冷凍設備を代理販売


ニュース 食品 作成日:2010年11月24日_記事番号:T00026744

崇越科技が食品分野進出、日本の冷凍設備を代理販売

 
 半導体製造設備などを販売する崇越科技(トプコ・サイエンティフィック)は23日、株式会社アビー(本社・千葉県流山市、大和田哲男社長)から、食材の細胞を壊さずに長期保存できる最新の瞬間冷凍技術「CAS(Cells Alive System)」の技術および設備を導入し、台湾で代理販売を行うと発表した。同社にとって初の食品加工分野への参入で、設備のリースや販売で来年6億~8億台湾元(約16億4,000万〜22億円)の収入を見込んでいる。24日付蘋果日報が伝えた。

 CASは素材の水分子を移動させず凍結前と同じ状態で保つことのできる技術で、細胞を壊さないため、解凍時にうまみ成分が流れ出ることもない。郭智輝董事長は「農林水産業や畜産業にとって重要技術であるばかりか、バイオ・医療・天文分野にも応用が可能だ」と説明した。

 郭董事長は「政府の産業発展計画を参考にした結果、バイオ・医療技術に将来性を認めた」とCAS導入の理由を説明した。来年の事業見通しについては、「半導体は横ばいだが、太陽エネルギーやCAS事業などが成長をけん引し、売上高は今年の110億元から15%増が見込める」と述べた。