ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾ビール、江蘇工場に着工


ニュース 食品 作成日:2010年11月24日_記事番号:T00026746

台湾ビール、江蘇工場に着工

 
 24日付工商時報が新華社の報道を基に伝えたところによると、台湾ビールを生産・販売する台湾煙酒(TTL)は23日、中国・江蘇省淮安市の金湖経済開発区で、ビール工場の建設に着工した。投資額は10億人民元(約125億円)、年産量20万トンを予定し、華東市場に向けて製品を売り込む方針だ。また同工場はドイツから醸造設備を導入するなど、観光型ビール工場の位置付けで、周辺地域の観光農業資源の価値向上などにも貢献するとみられる。

 新華社の報道では、淮安工場を「同社初の中国生産基地」としているが、広東省広州市の地元紙、広州日報の報道によると、TTLの游杭柳副総経理は最近同紙とのインタビューで「上海に工場を設置して12月にも生産に入りたい。生産能力は約10万トンだ」と語ったとされる。このほか、既にビール加工を現地メーカーに委託するなど、TTLは中国での現地生産計画の90%が完了したことを明らかにしたという。

 台湾ビールの中国における販売量は現在、広東省と福建省が85%を占める。同社は開催中の広州アジア大会に賛助金8,000万元を拠出しており、同大会を通じて中国全土にブランドを認知させたい考えだ。