ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

直轄市長選の当選者、総統選出馬を示唆=民進党秘書長


ニュース 政治 作成日:2010年11月25日_記事番号:T00026768

直轄市長選の当選者、総統選出馬を示唆=民進党秘書長

 
 民進党の呉乃仁秘書長は24日、2012年の総統選について、「当選可能性が最も高い人物が民進党を代表することになる」とした上で、「党規や(候補者の)指名規則は、直轄市長選の当選者が総統選に出馬することを制限していない」と述べ、27日の直轄市長選の当選者が総統選に出馬することもあり得るとの見解を初めて表明した。25日付聯合報が伝えた。

 民進党にはかつて、市長選に出馬した候補が4年以内に総統選に出馬できないとする「4年ルール」が存在したが、陳水扁前総統が台北市長再選に失敗した際、ルールは撤廃されていた。このため、直轄市長選の当選者が任期途中で辞任し、総統選に出馬する可能性は以前からささやかれていた。

 これにより、台北市長選で蘇貞昌元行政院長、新北市長選(現台北県)で蔡英文主席が当選した場合、世論動向次第では総統選に出馬する可能性が出てきた。

 一方、呉秘書長は直轄市長選の情勢について、「自分なら民進党が3市で勝つことに賭けたい」と述べた。ただ、民進党が圧倒的に優勢の高雄、台南市を除くどの市で勝算があるのかについては言及を避けた。