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CPLスポット価格上昇、中石化に恩恵


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月25日_記事番号:T00026778

CPLスポット価格上昇、中石化に恩恵

 
 25日付蘋果日報によると、化学繊維原料のカプロラクタム(CPL)とアクリロニトリル(AN)のスポット価格は、過去2カ月で1割近く上昇、CPLとANの生産に注力する石油化学大手、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)の利益に恩恵が見込まれる。特にCPLは1トン当たり2,870米ドルまで上昇する一方、原料のベンゼンは同1,000米ドル以下と、利幅が拡大している。

 ただ同日付経済日報によると、川下メーカーは、高コストとなるスポット市場でのCPL調達を避け、供給契約を結んだ原料のみを使用しており、中石化も11月はスポット価格を100米ドル以上下回る1トン2,700~2,750米ドルの契約価格でCPLを供給している。

 一方で証券会社は、今後、化繊原料価格が下落することがあっても下げ幅は限定的とみており、中石化も「来年も高い利潤を確保できる」と楽観している。