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台塑石化OL2、25日操業再開へ【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月25日_記事番号:T00026779

台塑石化OL2、25日操業再開へ【図】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)内の第2オレフィンプラント(OL2)の点検・修理を終え、24日には試験運転を実施、きょう25日から本格的に操業を再開する。OL2の操業再開で、エチレンスポット価格の下落が予想される一方で、原料のナフサ相場が高水準にあり、エチレンメーカーの利益を圧迫するとみられる。25日付蘋果日報が伝えた。
 
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 台湾中油によると、11月のナフサ相場は1トン当たり800米ドルと高水準だが、エチレンスポット価格は1,100米ドルで、同社は1トン当たり70米ドルの損失を計上しているという。なお台塑石化は、製油所における原油との差益が1バレル当たり平均11米ドルで、エチレンプラントを上回っていると説明した。

 これに対し、ポリエチレン(PE)やスチレンなどの川下メーカーでは需要が好調なことから、これまでのエチレン価格上昇を反映させることが可能で、差益はエチレンメーカーを上回っていると証券会社は分析している。