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中国の薄型テレビ省エネ新基準、台湾パネル調達拡大も


ニュース 電子 作成日:2010年11月25日_記事番号:T00026786

中国の薄型テレビ省エネ新基準、台湾パネル調達拡大も

 
 25日付経済日報によると、中国で12月1日から薄型テレビの新しい省エネルギー基準が施行されることで、現在同市場に出回る液晶テレビのうち14.5%が基準を満たさず今後販売できなくなるため、中国テレビメーカー各社はこれら製品の販売促進に力を入れている。これを受けて、台湾の液晶パネル大手、友達光電(AUO)や奇美電子(チーメイ・イノルックス)は今後、中国への出荷量が増えると見込まれる。

 中国当局の統計によると、液晶テレビの消費電力を定めた新基準で、第1級を満たすのは現在市場に出回る2.4%にすぎず、第2級は10.8%、第3級は72.3%で、残り14.5%は市場からの撤退を迫られる。このため、中国メーカー各社は、消費電力の高いテレビの製造を停止して在庫一掃を急いでおり、26インチ液晶テレビ最低価格は800人民元(約1万円)、32インチは1,500人民元まで下がっている。

 彭双浪AUO執行副総経理は、新基準施行に向け中国テレビメーカーが在庫を一掃すれば、パネルの在庫補充が必要となり、台湾からの調達が増えると語った。