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国連加盟訴える大規模デモ、与野党が挙行


ニュース 政治 作成日:2007年9月17日_記事番号:T00002679

国連加盟訴える大規模デモ、与野党が挙行

 
 15日、与党民進党は台湾の名称による国連加盟、野党国民党は中華民国の国連復帰を求めて、それぞれ大規模なデモを行った。主催者発表で民進党が50万人、国民党は10万人が参加した(警察発表はそれぞれ約10万人と約6万人)。

 民進党は高雄市でデモを行い、陳水扁総統をはじめ、謝長廷と蘇貞昌氏の総統選挙の正副候補ら、有力者が揃って参加した。游錫コン党主席(コンは方二つの下に土)は行進に先立って、「皆さんが台湾国のあるじ。米国や国連に向かって台湾は中国ではないと声を上げよう。中華民国時代は終わり、台湾の時代が来た」と演説して気勢を上げ、約5キロの行程を1時間半かけて練り歩いた。

 一方国民党は台中市でデモを行い、馬英九氏、蕭万長氏の正副総統候補が先導して1.2キロを行進した。国民党は国連復帰と同時に陳水扁政権の腐敗による台湾住民の生活苦を訴えるため、参加者に青と白の安価なサンダルを履いての行進を呼び掛け、馬氏らもジーンズにサンダルといういでたちでデモを行った。党執行部との確執が取りざたされる王金平副主席は行進には参加しなかったものの、ゴール地点に姿を見せた。サンダルを履かなかったことについて、「履く習慣が無いため」と説明した。
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拳や旗を振りかざして気勢を上げる民進党支持者 (中央社)