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10月の製造業景況感、09年3月以来最低に


ニュース その他分野 作成日:2010年11月26日_記事番号:T00026802

10月の製造業景況感、09年3月以来最低に

 
 台湾経済研究院(台経院)が25日発表した10月の景気月報によると、製造業は非需要期の到来で景気が後退し、景況感指数は2009年3月以来最低の109.13ポイント(前月比2.84ポイント下落)を記録した。これに対し、サービス業の同指数は5カ月連続の下落から上昇に転じ、前月比4.74ポイント上昇の127.00ポイントだった。25日付聯合晩報が伝えた。

 製造業で10月の景気が「良好」と答えた企業の割合は、前月に比べ5.4ポイント減少した。これに対し、「不振」との回答は2.6ポイント増えた。
 今後半年の景気見通しについては、「楽観している」との回答が20.2%で、前月の22.7%から減少。「横ばい」が67.5%で、前月の51.5%から急増した。ただ、「悲観している」は前月の25.8%から12.3%へと減少した。景気の先行きを悲観する回答は、プラスチック製品、電子部品、ゴム製品で目立った。

 同院景気中心の陳淼主任は、製造業が非需要期に入ったことに加え、アジア各国の利上げ、台湾元相場の上昇による輸出への影響などを景況感悪化の原因として挙げた。