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10月のM1B伸び率、10カ月連続で縮小


ニュース 金融 作成日:2010年11月26日_記事番号:T00026803

10月のM1B伸び率、10カ月連続で縮小

 
 中央銀行が25日発表した10月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸び率は前年同月比で10.05%となり、10カ月連続の伸び率低下となった。26日付工商時報が伝えた。

 M2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同4.8%増だった。

 これについて、瑞展産経研究の陳忠瑞董事長は、「M1B伸び率は来年第1四半期が底になる」と予測した上で、台湾株は今年第4四半期から一段高のトレンドに入ると指摘した。また、M1Bの伸び率は低下したとはいえ、依然として10%を超える水準にあり、M1B自体も過去最高の11兆台湾元(約30兆円)に達していることから、株式市場への投資資金はなおも潤沢だと指摘した。

 陳董事長はさらに、M2の伸び率が4.8%にとどまっている点から、M1BとM2の増加率が逆転する「デッドクロス」は起きないとの見方を示した。