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南僑集団、中国で「手土産商機」狙う


ニュース 食品 作成日:2010年11月26日_記事番号:T00026811

南僑集団、中国で「手土産商機」狙う

 
 食品大手、南僑集団の陳飛龍董事長は、中国人観光客が増加していることで、台湾名物パイナップルケーキの生産額が年間240億台湾元(約661億円)まで拡大していると指摘。さらに同集団は今後、台湾に広く普及している、訪問先に焼き菓子などの手土産を持参する「伴手礼」文化を中国でも広め、1,000億人民元(約1兆2,600億円)に上る商機を狙うと述べた。26日付経済日報が伝えた。

 陳董事長は、「台湾の『伴手礼』文化は、大陸(中国)華南地方を中心とする礼儀を重んじる文化にルーツを持つ」と指摘、中国の経済成長や消費力が向上する中、「伴手礼」商機はますます拡大すると述べた。また、みやげ品の6割以上は焼き菓子で、中台の製菓・製パン業者が協力するチャンスだと語った。

 なお、南僑化学工業の油脂事業はこれまで、中国では台湾系の製菓・製パン業者を主要顧客としてきたが、今後は中国で加盟する「全国工商聯烘焙業公会」のネットワークを利用して中国顧客も開拓していく方針とみられる。