ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月26日_記事番号:T00026812
欧州連合(EU)が中国製のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂に対する反ダンピング制裁関税の適用を決めたことを受け、台湾のPET原料メーカーは欧州メーカーによる発注先シフトで恩恵を受ける見通しだ。26日付経済日報が伝えた。
台湾メーカーでは、遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー、旧遠東紡織)上海工場がEUによる制裁関税の対象になったが、同社は欧州からの受注分を台湾での生産に切り替える意向のため、影響を回避できる見通しだ。
PET樹脂はペットボトルの原料で、原料となる高純度テレフタル酸(PTA)を生産する台湾メーカーの大半がPET樹脂を生産している。今回の制裁関税を受け、欧州市場に強い南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、東聯化学(OUCC)、中国人造繊維(CMFC)などはむしろ恩恵を受けそうだ。
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