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台中港工業区、中龍鋼鉄が投資縮小


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年11月26日_記事番号:T00026813

台中港工業区、中龍鋼鉄が投資縮小

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)はこのほど、鉄鋼市場の需要変化を踏まえ、台中港工業専用区第2期区画での用地取得面積を当初予定の198ヘクタールから128ヘクタールに削減した。これを受け、太陽電池業界が削減分の用地の取得に名乗りを上げている。26日付工商時報が伝えた。

 台中港務局によると、中龍鋼鉄が投資縮小の方針を打ち出したことで、投資計画は年内に再審査が行われ、来年にも中龍鋼鉄との契約が結ばれる見通しだ。同社の投資額は当初の約600億台湾元(約1,650億円)から227億元へと大幅に減少する。

 これに伴い、中龍鋼鉄が使用しないことになった用地70ヘクタールと106号埠頭(ふとう)は来年にも改めて企業誘致が行われる。同用地をめぐっては、太陽電池用シリコンウエハーを生産する中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)、太陽電池メーカーの昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)、宏達国際電子(HTC)の王雪紅董事長の三者が合弁で設立した太陽電池メーカー「中陽光伏」が取得に関心を示している。同社は1ギガワット(GW)規模の生産拠点設置を計画している。