ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

エイサー、2年内に5割を重慶から出荷


ニュース 電子 作成日:2010年11月26日_記事番号:T00026821

エイサー、2年内に5割を重慶から出荷

 
 26日付電子時報によると、宏碁(エイサー)が重慶市に計画している中国第2経営本部は、来年第2〜3四半期にも正式に設立される見通しだ。さらに同社ノートパソコン生産の主力委託先である仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)が、現地に工場を設置することに同意したとされるほか、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)も既に同地に進出しているため、2012年には重慶拠点からのPC出荷がエイサー全体の50%を占めると見込んでいる。

 エイサーは重慶市に1億5,000万米ドルを投じて中国第2経営本部を設立すると発表しており、12月初旬にも重慶市政府と契約を結ぶ見通しだ。さらにエイサーは、和碩聯合科技(ペガトロン)、精英電脳(ECS)とも同市進出について協議しているよう。

 なおエイサーの重慶進出は、中国国内だけでなく、EMEA(欧州、中東、アフリカ)市場への輸送も便利なこと、また中国西部に進出することにより、同国沿海部で近年浮上している労働者不足問題を解消できる上、製造コストを安く抑えられるため価格競争力向上が期待できることが決め手となったようだ。