ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

銃撃事件、投票率への影響4〜5%=国民党


ニュース 政治 作成日:2010年11月29日_記事番号:T00026838

銃撃事件、投票率への影響4〜5%=国民党

 
 5直轄市長選挙で投票日前日の26日夜に発生した、連戦・国民党名誉主席の長男、連勝文氏に対する銃撃事件で、国民党は台北市、新北市(現台北県)、台中市の3市で、投票率が少なくとも4〜5%上昇する影響があったと考えていることが分かった。29日付自由時報が報じた。

 国民党は事件発生後、党職員らが自発的に投票を呼び掛ける携帯電話のショートメールを1,000件以上発送。投票日当日も電話での投票呼び掛けを行ったという。

 一方、民進党の選挙関係者は、約3万1,000票の僅差で負けた台中市について、「銃撃事件がなければ勝っていた」との見方を示した。元立法委員の段宜康氏は、「銃撃事件が起きていなければ蘇貞昌候補は台北市であれほどの大敗はせず、票差は接近していたことだろう。新北市も勝敗は分からなかった。台中市では勝てていたかも知れなかった」と語った。

 なお、聯合報が行った世論調査では、「今回の選挙はどちらかが勝ったか」という質問に対し、「民進党」は36%で最も多く、「国民党」24%、「引き分け」25%という回答結果となった。国民党が3市を維持したものの、民進党が全体の得票数で40万票以上上回ったため、民進党が勝ったと考える有権者がより多かったもようだ。