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国泰世紀産険、中国子会社設立に道筋


ニュース 金融 作成日:2007年9月17日_記事番号:T00002684

国泰世紀産険、中国子会社設立に道筋

 
 損保の国泰世紀産険が、中国上海市で計画している損保子会社の設立に向け、行政院金融監督管理委員会(金管会)は16日までに、中国側の保険業免許基準を満たすため、生保大手の国泰人寿と合弁で同子会社の設立を目指すことを認める方針を固めた。17日付経済日報が伝えた。

 国泰世紀産険は昨年6月、金管会と経済部投資審議委員会から中国での子会社設立計画の認可を受けた。しかし、中国政府は外資系保険会社に対し、総資産50億米ドル、設立から30年経過、中国に事務所を開設して2年以上といういわゆる「5・3・2」規定を設けており、規模が小さい損保会社が単独で子会社を設立することは困難だった。

 このため、国泰世紀産険は中国保険監督管理委員会(保監会)と協議を行い、国泰人寿との合弁方式により、「5・3・2」規定を満たす方向性が固まった。金管会も規定上問題がないとして、このほど投資を認可した。これを受け、同社は経済部投資審議委と保監会への申請を経て、子会社の設立が認められる見通しとなった。損保業界では同様の方式による中国進出を模索する動きが広がりそうだ。