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石化プラントの建設コスト、上昇に懸念=石化公会


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月29日_記事番号:T00026852

石化プラントの建設コスト、上昇に懸念=石化公会

 
 石化業界の業界団体、台湾区石油化学工業同業公会(石化公会)の陳武雄理事長は、「石化プラントの建設に対する環境対策上の要求に従えば、建設コストは数千億台湾元(1台湾元=約2.7円)増え、投資効果と競争力が大きな困難に直面する」と述べ、懸念を表明した。27日付工商時報が伝えた。

 石化業界では、台湾中油傘下の国光石化科技(KPTC)が計画している大型石油化学プラントで環境影響評価手続きが難航し、建設に暗雲が立ち込めている。今後も石化プラントの新設は困難との見方が広がっている。

 陳理事長によると、生産能力年1,500万万トン規模の石油精製プラント、同120万トンのエチレンプラントを建設する場合の投資額は当初3,500億元だったが、環境団体による300項目もの要求に従えば、投資額が1,200億~1,500億元膨らみ、石化業者にとって、もはや投資価値はないと強調した。