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DRAM価格続落、12月も一段安か


ニュース 電子 作成日:2010年11月29日_記事番号:T00026858

DRAM価格続落、12月も一段安か

 
 29日付電子時報によると、DRAM契約価格は11月下旬も下落が続き、下落幅は同月上旬の10%弱から12〜13%まで拡大した。DRAM大手の南亜科技は、DRAMメーカーも川下の完成品メーカーも年末の時点で在庫が多いことを嫌うため購入意欲は今後も下がり続け、12月は契約価格が続落すると予測した。ただ業界では、来年の春節(旧正月)前には在庫補充の動きが出て、価格下落が止まると期待されている。

 南亜科技は、2ギガバイト(GB)DDR3モジュールのスポット価格が既に20米ドルを割り込んでおり、現在22米ドルの契約価格も年内に20米ドルを切る可能性が十分にあるとみている。

 また、あるDRAMメーカーによると、サムスン電子で第3四半期、製造プロセス46ナノメートルの歩留まり率が予想以上に向上したほか、南亜科技や華亜科技(イノテラ・メモリーズ)も第4四半期に入り50ナノプロセスでの量産に移行できたことから生産量が激増した。このため、世界市場全体で供給過剰の状態が続いているという。