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DRAM市況低迷、パワーチップが債務繰り延べ交渉


ニュース 電子 作成日:2010年11月29日_記事番号:T00026859

DRAM市況低迷、パワーチップが債務繰り延べ交渉

 
 DRAM市場の低迷を受け、業界最大手の力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)は26日の董事会で、債権団と債務償還の繰り延べに向けた交渉に入ることを決めた。27日付経済日報が伝えた。

 同社は現在400億台湾元(約1,100億円)の債務を抱えており、債権団と償還繰り延べ交渉に入るのは2回目となる。交渉は経済部工業局の仲介で進められる。

 DRAM価格は今年下半期に暴落しており、同社は資金繰りの悪化を懸念していた。債務繰り延べは160億元を見込む来年の設備投資財源を確保する狙いがある。

 パワーチップ幹部は「繰り延べが認められると、毎月数千万元の利息を支払えば、元金の支払いは当面必要なくなる」と説明した。同社はDRAM価格が回復した段階で、元金の償還を再開する構えだ。

 一方、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)も500億元の債務を抱えており、来年に債務繰り延べに向けた交渉を行うことを検討している。