ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

11年半導体設備投資、TSMCは57億ドル=ガートナー【表】


ニュース 電子 作成日:2010年11月29日_記事番号:T00026860

11年半導体設備投資、TSMCは57億ドル=ガートナー【表】

 
 市場調査会社ガートナーの予測によると、世界の半導体メーカーの2011年設備投資額は合計539億米ドルで、前年比5%の小幅減ながら今年に引き続き高水準を維持する。投資額が最大となるのはサムスン電子の92億米ドルで、台湾積体電路製造(TSMC)も57億米ドルで2位となり、2年連続でインテルを上回る見通しだ。ただ、TSMCの投資額についてガートナーは今年予測の59億米ドルを下回るとの見方だが、張忠謀TSMC董事長は先ごろ、「来年の設備投資は今年を上回る」と発言している。29日付工商時報が報じた。
 
T000268601

 
 ガートナーの予測では、来年の設備投資額上位10社のうち、数年前は半数以上を占めていたIDM(垂直統合型の大手半導体メーカー)がインテル1社のみとなった。一方、ファウンドリーは3社に増えており、08年の世界金融危機を経て、IDMが「アセットライト(資産の軽量化)」戦略を進め、ファウンドリーとの提携を拡大していることがうかがえる。

 また上位10社中、メモリーメーカーが残り6社を占める予測から、来年はDRAMおよびNAND型フラッシュメモリの供給過剰が予想され、これら製品の価格下落圧力がさらに高まる見通しだ。