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中陽光伏、太陽電池の一貫工場を年内着工へ


ニュース その他製造 作成日:2010年11月30日_記事番号:T00026875

中陽光伏、太陽電池の一貫工場を年内着工へ

 
 中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)、昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)、宏達国際電子(HTC)の王雪紅董事長の3者が合弁で設立した太陽電池の一貫生産メーカー「中陽光伏」は29日、出資者による投資協定を結んだ。それによると、原料調達はSASが、販売はソーラーテックがそれぞれ主導する。工場の建設地は近く決定され、年内にも着工、来年末の操業開始を目指す。30日付工商時報が伝えた。

 中陽光伏の設立は、業界の垂直統合とは異なり、シリコンウエハーと太陽電池という一連の生産工程を統合し、コスト削減を図るもので、台湾の太陽電池業界では初の事業モデルとなる。資本金は20億台湾元(約55億円)で、出資比率はSAS、ソーラーテックが各45%、王董事長の投資会社「欣東投資」が10%となる。

 中陽光伏は、董事長にSASの盧明光董事長、副董事長にソーラーテックの劉康信董事長、総経理にSASの姚宕梁副董事長、策略長にソーラーテックの張錦龍総経理を充てる人事を決定した。

 盧董事長は「台湾は世界で品質が最も高いシリコンウエハーと太陽電池を生産しており、太陽電池産業における台湾の2つの強みを融合するものだ」と指摘した。