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台プラ第6ナフサOL1、来月稼動停止か【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年11月30日_記事番号:T00026878

台プラ第6ナフサOL1、来月稼動停止か【表】

 
 30日付経済日報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)内の第1オレフィンプラント(OL1)は、7月の火災後、10月15日に復旧したものの運転不調で、来月にも10日から半月程度の点検・修理を行う可能性があるとの観測が出ている。実際に停止することになれば、台プラ傘下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の川下3社の生産に影響が予想される。
 
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 観測に対し、台プラ総管理処は29日、台塑化のオレフィンプラントは3基とも正常に運転しており、OL1の稼働を停止するとの情報は入っていないとコメントした。台塑化は今月25日に第2オレフィンプラント(OL2)の操業を再開したところだ。

 市場関係者によると、観測は台プラグループが商社に対しエチレン2万トンもの購入意向を示したことから浮上した。業界関係者は、OL1は一部設備に問題が発生して設備稼働率が80〜90%にとどまっており、問題の拡大回避および安全面を考慮して停止は免れられない状況だと語った。台塑化がOL1を半月間ストップさせた場合、12月の同社売上高は20億台湾元(約55億円)減ると証券会社は予測している。