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CSCの1・2月台湾向け価格、平均3.2%引き下げ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年11月30日_記事番号:T00026880

CSCの1・2月台湾向け価格、平均3.2%引き下げ【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)は29日、1~2月の台湾市場向け価格を1トン当たり平均751台湾元(約2,070円)、3.2%引き下げた。棒線が据え置きとなった以外は、主力の熱延の下げ幅が976元で、冷延、鋼板、電機亜鉛めっきコイルなどで600~2,000元となった。30日付工商時報が伝えた。
 
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 鍾楽民・同社執行副総経理によると、石炭や鉄鉱など原料の国際スポット価格が3カ月連続で上昇し、来年第1四半期には世界の各メーカーが製品価格にコストを反映させる見込みだ。同社はこうした状況の下、台湾元高で圧迫される川下メーカーの利益を考慮し、1~2月熱延価格を1トン当たり615米ドル以下と、世界の主要鉄鋼メーカーの平均(620~630米ドル)を下回るまで引き下げたと説明した。

 下げ幅について川下では、鋼管メーカーなどが予想通りとしているものの、一部の単圧メーカーや裁断加工、ねじメーカーが「予想を下回り受注には依然不利だ」としている。