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文書閲覧・手書き特化型タブレット、ASUSが発表【表】


ニュース 家電 作成日:2010年11月30日_記事番号:T00026885

文書閲覧・手書き特化型タブレット、ASUSが発表【表】

 
 華碩電脳(ASUS)は29日、電子ペンによる手書き入力とPDFファイルや電子ブックの閲覧機能に特化したタブレット型パソコン「Eee Note」を発表した。8インチのモノクロ画面で電子ブックリーダー市場をターゲットとし、価格は6,990台湾元(約1万9,000円)と、アマゾンの「キンドル」の約半額に設定して対抗する。まず台湾、イタリア、ドイツ、ロシアで発売後、欧州6カ国を加え、来年第1四半期に米国と中国に投入する計画だ。販売目標は未公表。30日付工商時報が報じた。
 
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「Eee Note」。印刷品質の表示やクラウドサービスを通じた資料保存が可能で、学生、ビジネスマンなどにとって初の完全な機能を備えた「電子ノート」とうたっている(ASUS提供)
 
 市場では、アップルのタブレット型PC「iPad」が電子ブックリーダー、低価格ノートPC(ネットブック)を含むノートPC市場に打撃を与えると予想されている。これに対し、沈振来ASUS執行長は、市場調査機関の予測によると、今年の電子ブックリーダー市場規模は656万3,000台、来年は1,104万台、2012年は1,482万台で、年平均成長率(CAGR)は6割に上るとの見方を示し「市場がiPadにつぶされることはない」と強調した。

 胡書賓ASUS易板事業群総経理は、電子ブックリーダーとタブレットPCは位置付けが異なり、自動車が出現してもバイクや自転車の市場がなくならないのと同じで、タブレットPC3〜4台に対し、電子ブックリーダー1台の需要があると指摘した。来年下半期にはカラー画面の2代目「Eee Note」を投入する予定だ。
 
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