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中国華東で早くも労働者不足、液晶パネル産業に影響


ニュース 電子 作成日:2010年11月30日_記事番号:T00026887

中国華東で早くも労働者不足、液晶パネル産業に影響

 
 中国で毎年のように繰り返される、春節(旧正月)前後の労働者不足問題が今年は例年より早く表面化し、不足規模も大きなものとなっているようだ。液晶パネル部品業者によると最近、中国華東地区の多くの企業で労働力不足が深刻化し、業績に影響が出ている企業もあり、労働者の補充を急いでいるという。30日付電子時報が報じた。

 江蘇省呉江市に工場を持つバックライトモジュール大手、瑞儀光電(ラディアント・オプトエレクトロニクス)は10月に過去最高売上高を記録する好調さで、11月、12月の受注量も10月を上回っているが、11月中に人手不足を解消することは難しいため、同月売上高に影響が出る見通しだ。同社は12月には人材を補充できるとみているが、電子時報は春節が近づくにつれてさらに深刻度が増すと予測している。

 華東地区の液晶パネルおよびバックライトモジュールのサプライチェーンには、瑞儀のほか▽友達光電(AUO)▽中華映管(CPT)▽中強光電(コアトロニック)▽輔祥実業(フォアハウス)▽大億科技(ケンモス・テクノロジー)▽サムスン電子──などが含まれ、いずれのメーカーも多かれ少なかれ影響を受けているという。