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台北市の豪邸税、来年7月にも導入へ


ニュース 建設 作成日:2010年12月1日_記事番号:T00026899

台北市の豪邸税、来年7月にも導入へ

 
 台北市政府の丁育群・都市発展局長は30日、高級住宅に加重課税を行う高級住宅房屋税(豪邸税)の導入計画が12月中旬にも市の不動産評価委員会で固まり、来年7月にも徴収が開始されるとの見通しを明らかにした。対象は市内の高級住宅9,850戸で、通常の房屋税(建物固定資産税)に比べ、税負担が最大2.8倍に膨らむことになる。1日付経済日報が伝えた。

 台北市税捐稽徵処がまとめた「高級住宅房屋税課徴草案」によると、豪邸税は物件の所在地によって、房屋税に1.2~2.8倍の加算倍率が設定される。倍率は市内中心部ほど高く、大安、信義両区で高税率が適用される見通しだ。

 また、豪邸税の課税対象となる「豪邸」の定義をめぐっては、▽単独建築であること▽豪華な外観▽立地条件の良さ▽景観の良さ▽1階当たりの戸数が少ないこと▽世帯ごとに駐車場を完備していること▽警備や管理が行き届いていること──などが客観的条件となる。判定基準は今月中旬の不動産評価委で最終決定する。