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リチウム鉄電池材料の台塑長園、重慶市営企業と提携へ


ニュース その他製造 作成日:2010年12月1日_記事番号:T00026901

リチウム鉄電池材料の台塑長園、重慶市営企業と提携へ

 
 1日付工商時報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のリチウム鉄電池材料メーカー、台塑長園能源科技(フォルモサ・エナジー&マテリアル・テクノロジー)は11月下旬、重慶市政府系の重慶能源投資集団と提携を結ぶことで合意した。詳細は来年上半期に確定する予定で、台塑長園は提携を通じ、現地の電池メーカーなどにリチウム鉄電池正極材料を供給することで同市の電気自動車発展計画に参画する方針だ。

 台プラグループは重慶市を、3,000万人の人口を持ち、自動車市場が活発な「中国における自動車・バイクの都」と好感。台塑長園の電池材料が重慶市場で受け入れられれば、今後中国政府が進める内陸部発展政策におけるグリーンエネルギー分野での商機獲得に有利となると期待している。

 工商時報によると、重慶市は2015年に新エネルギーを利用した自動車の生産台数50万台を目指し、能源投資集団を中心とした電気自動車産業の垂直統合計画を進めている。台塑長園は電池分野に関与するとみられ、長安汽車、恒通汽車、東莞新能源科技(電池メーカー)などの現地企業と協力して計画を始動させるもようだ。