ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

統一企業、ベトナム・フィリピンで増産計画


ニュース 食品 作成日:2010年12月1日_記事番号:T00026902

統一企業、ベトナム・フィリピンで増産計画

 
 食品最大手、統一企業(ユニ・プレジデント)の東南アジア事業を統括する統一東南亜控股はこのほど、8,000万米ドルの協調融資(シンジケートローン)を獲得した。資金は財務構造の改善や運営資金のほか、ベトナムおよびフィリピンでの生産能力拡充に充てる予定だ。1日付工商時報が伝えた。

 今回の協調融資で同社は6,000万米ドルの調達を予定していたが、銀行各行の融資意欲が高く1億米ドルが集まり、最終的に8,000万米ドルでの契約となった。

 ベトナム、インドネシア、フィリピン、タイに生産拠点を展開する統一は、昨年初めて東南アジア全拠点での黒字転換を果たした。さらに今年は、9月までの売上高が前年同期比36%増の107億8,300万台湾元(約296億円)と大きく成長している。

 最も好調なベトナムでは2009年には水産飼料のシェアが35%に達した。今年は中部クアンナム省で第3工場に着工した。来年3月の量産開始で、水産用飼料を年間10万トン生産する。総投資額は1億4,000万米ドルを見込む。

 このほか、インドのエビ消費市場を好感し、同国での飼料工場新設も検討している。