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中鴻鋼鉄の12月台湾向け価格、熱延・冷延とも300元引き下げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年12月1日_記事番号:T00026905

中鴻鋼鉄の12月台湾向け価格、熱延・冷延とも300元引き下げ

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は30日、熱延および冷延製品の12月台湾市場向け価格を、それぞれ1トン当たり300台湾元(約820円)引き下げると発表した。熱延については11月分までさかのぼって適用する。溶融亜鉛めっきコイルは同500元の引き下げ。1日付工商時報が伝えた。

 川下メーカーは引き下げ後でも国際相場より10米ドル以上高額だとし、受注に不利なばかりか利益を圧迫するとみている。

 また、輸出向けは各製品とも10米ドル程度の引き下げで、平均下げ幅は2%未満と市場の予測を下回った。

 金栄城総経理は、鉄鉱砂など原料の国際価格が上昇を続ける一方で、鉄鋼製品価格はコストを割り込むレベルまで下がっていると指摘。今回の引き下げ後の価格が底値となり、春節(旧正月)後の需要増に伴い反発するとの見方を示した。