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米フレスコのUSB3.0チップ、台湾の提携先に恩恵


ニュース 電子 作成日:2010年12月1日_記事番号:T00026918

米フレスコのUSB3.0チップ、台湾の提携先に恩恵

 
 米フレスコ・ロジックは30日、台湾で第2世代のUSB3.0対応ホスト・コントローラーチップ「FL1009」を発表した。出荷量は年内に100万個、来年は1,000万個を見込む。これに伴い、提携するファウンドリーの聯華電子(UMC)、IC設計の智原科技(ファラデー・テクノロジー)、販売業者の増你強(ゼニトロン)などの業績も恩恵を受ける見通しだ。1日付経済日報が報じた。

 USB3.0は、USBよりデータ転送速度が速い新規格で、今後急速な普及が見込まれている。フレスコは2007年にインテル出身者が設立した新興企業で、NECと並ぶUSB3.0ホスト・コントローラーチップの生産業者。執行長は華人の張勁帆氏で、昨年5月には台湾に拠点を開設した。

 フレスコのUSB3.0ホスト・コントローラーチップは、ファラデーの通信プロトコルを採用し、UMCが生産を担当している。採用プロセスは第1世代の「FL1000」の0.13マイクロメートルから90ナノメートルへと微細化した。データ転送速度はブルーレイディスク1枚で75秒と高速化が図られている。