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花博の水上バス、汚泥で運航に支障


ニュース 社会 作成日:2010年12月2日_記事番号:T00026925

花博の水上バス、汚泥で運航に支障

 
 台北国際花卉(かき)博覧会(花博)の期間中、会場の大佳河浜エリアと錫口埠頭(ふとう、松山区)を結ぶ水上バス「藍色公路」が、基隆河の川底の汚泥堆積により、日中の引き潮時の約4時間、運航できない状態になっていることが分かった。利用者は開幕から約4週間で延べ3万人にとどまっており、8,000万台湾元(約2億2,000万円)をかけて船をレンタルした市当局のずさんな計画に批判が集まっている。2日付自由時報が報じた。

 自由時報の記者が1日午後2時ごろ、大佳河浜エリアの大佳埠頭の搭乗券売り場に行ってみたところ、窓口には「潮位の関係で午後4時10分以降利用可能」との案内札が掛けられていた。基隆河のクルーズを楽しもうと訪れた観光客は、現場まで来て初めて2時間以上待たなければならないことを知ったという。

 台北市水利処によると、汚泥の除去作業は今年はじめに着手し、10月にはほぼ終わっていたものの、同月下旬の台風13号(アジア名・メーギー)による大量の雨で河床が変動し再びたまってしまった。現在、改善に向けて、閉園後の夜間に汚泥の除去作業を行っているという。