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連戦氏が中国副主席に?香港誌が報道


ニュース 政治 作成日:2010年12月2日_記事番号:T00026928

連戦氏が中国副主席に?香港誌が報道


 2日付自由時報によると、香港の月刊誌「鏡報」は最新12月号で、中国権威筋の話として、同国政府が2013年の全国人民代表大会(全人代)で、連戦・国民党名誉主席を中国の国家副主席に就任させることを計画していると報じた。これに対し連戦氏の事務所は「ノーコメント」と回答、行政院大陸委員会(陸委会)の賴幸媛主任員は「いかなる台湾人であっても、大陸(中国)で公職に就くことは両岸人民関係条例で禁じられている」として、論評に値しないとの考えを示した。
 
 
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連戦氏側が「ノーコメント」と答え明確に否定しなかったことに自由時報は、「心が動いているのではないか」と批判した(中央社)

 親中傾向とされる「鏡報」は記事の中で、中国は台湾との無血統一を目指しており、それゆえに2005年の胡錦涛・中国共産党総書記(国家主席)と連戦・国民党主席(当時)の会談が実現したと論じた。また、その際の連戦氏に対する待遇も破格の「藩王待遇」といえるものだったとし、これにより統一後の台湾の地位がうかがえると指摘した。

 この報道に対し自由時報は、中国は連戦氏を持ち上げることで馬英九総統をけん制し、さらに民進党を中台交渉から徹底的に排除する狙いがあると指摘した。