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サンウェル・ソーラー、来年黒字転換へ


ニュース その他製造 作成日:2010年12月2日_記事番号:T00026936

サンウェル・ソーラー、来年黒字転換へ

 
 中環(CMCマグネティクス)傘下の薄膜太陽電池メーカー、富陽光電(サンウェル・ソーラー)は、受注残高が生産能力の4倍に達するなど業績が好調で、来年にも通年での黒字転換を達成する見通しだ。2日付経済日報が伝えた。

 同社は来年、プラズマ化学気相成長(PECVD)装置を増設し、マイクロクリスタルシリコン薄膜太陽電池を生産するため、20億台湾元(約55億円)規模の増資を計画している。生産能力は現在の年50メガワット(MW)から60MWに向上する見通しだ。さらに、来年末までに完成予定の2本目の生産ラインが2012年第1四半期に稼働を開始する見込みで、生産能力は一気に180MWまで拡大する。

 同社は今後、日照時間が長い地域(サンベルト)の新興市場を積極的に開拓するとともに、中国江蘇省で太陽光エネルギーを使ったバイオ事業にも参入を見込む。

 同社の翁明顕董事長は「サンベルト市場の需要で、薄膜太陽電池市場には非需要期がなくなった。来年分まで受注を確保しており、同年5〜6月には値上げも予定している」と述べた。